汚れた鞄を引きずって 千里の旅の道で逢った 泥にまみれたエピソードも ひとつやふたつじゃない あなたも僕も 陽だまりのような優しさに 心の雪は すぐに解けた 涙の一粒一粒に 意味を与えてくれたから この世界が きらめき出した モノクロを鮮やかに染める 春風を呼ぶ人よ 祈るように 仰ぐように 待ちわびたネモフィラの花が咲いた 冬の夜の長い闇も その笑顔だけが 一縷の光で 過ぎた日々も 見えぬ明日も 二人で受け止めてゆけたらいいな だから どうかそばにいて あなたがいるなら 大丈夫 […]